メール送信不調のお詫び。只今お問い合わせからのメールが送信できないトラブルが発生しています。御用の節にはお手数ですが info@jbbqa.org へ直接送信してください。

最適なバーベキューグリル(コンロ)の選び方

バーベキューグリル(コンロ)を購入される際に、皆さんはどのようなポイントをチェックされているのでしょうか?網や蓋の面積や高さ、あるいは価格の他にも、重要な要素がたくさんあります。そこでこの章では、協会流のバーベキューグリルを上手に選ぶ基準についてご紹介いたします。

ガスグリルか?炭火グリルか?

まず真っ先に決めるべき選択が、ガスグリルかチャコールグリル(炭火焼き用グリル)なのかということです。チャコールグリルの方が、スモークなど多彩な調理が行い易いし、炭火の遠赤外線効果を使って、分厚い肉を焦がさずに中まで火を通すことも可能です(スリーゾーンファイアの項を参照)。何と言っても炭火の方が「バーベキューをしている!」という実感が湧きますよね。

しかしバーベキューの本場アメリカでは、個人ユーザーの約70%がガスグリルを使っているという統計が出ています。ガスグリルだとボタン一つで点火できるし、火加減調節も簡単に行えるからです。今は溶岩プレートなどの遠赤外線効果を発揮する補助アイテムも発売されており、日本人ほど炭火に好感をもっていないということも、その背景にあるのでしょう。

結論を端的にいうと、お手軽にBBQを行いたいならガスグリルを、炭火の火付けや後始末など手間がかかっても、本格的にBBQを行いたいなら炭火タイプを選ぶとよいでしょう。面倒な炭火の処理は、バーベキュー三種の神器を使えば、かなり手間を省けますよ。

但しガスグリルで気を付けておきたい事は、ガスの残量を示すメーターがついた商品を選ぶ事。意外とガスの残量が分からないグリルが多く売られていますので、注意してください。

 

 

 

 

蓋付きグリルが絶対お奨め!

そして、協会が最も推奨したいバーベキューグリルは、蓋(フタ)付きタイプの製品です。

理由は大きく2つあり、まずは蒸し焼きができるという利点が挙げられます。ダッチオーブンのように上から加熱できないとはいえ、強火のゾーンからお肉をずらし、蒸すことでぶ厚いステーキや骨付のお肉にしっかりと熱をいれることができるようになります。また、小さなステンレスマグなどに少し水を入れ、蒸気を加えることで、コーンのような野菜類にはパサツキを押さえ、しっとり感を与えることも可能です。グリルの底と蓋の天井部に、開閉できる通気孔がついたものなら、温度調節がし易く便利です。

もう1つの利点は、蓋のおかげでスモークをかけることができること。わずかな香り付けでも味わいは大きく変わってきます。ラム肉やカモ肉などのクセがある食材を使う場合は、こういった機能があるときっと重宝することでしょう。

その他でBBQグリル選びの重要なポイントは、まずグリルの脚が頑丈で安定している事。次に商品に保証期間が付いていて、しかも出来るだけ長いものを選ぶ事。これらはあえて理由を書くまでもない事ですよね。

また、横にサイドテーブルが付いていると、本当に便利で使い勝手が良いです。焼き網のすぐそばにテーブルがあれば、あらゆる場面で重宝します。

ちなみにアメリカ製のグリルは、ステーキ肉に焼き目を付ける等の目的で、網目が荒い(隙間が大きい)商品もあります。これを使って、日本人がよくやる、小さくスライスした肉を焼く「焼肉型バーベキュー」を行うと、肉が網の間から落ちてしまうことがよくあります。焼肉型BBQをしたい人は、網目の細かさにも注意して選ぶべきですね。