【今年初 SCA Asiaアメリカンビーフステーキコンテスト 報告その1】~ステーキコンテストの仕組~

3月26日、兵庫県福崎市青少年野外センターにて

気温も寒く春雨が降る中、

2023年初のSCA ASIAアメリカンビーフステーキコンテストが開催されました。
累計にして第17回目!

今回も、東京、群馬、神奈川、静岡、愛知、三重、大阪、滋賀、高知、
さらに沖縄からも、さまざまな地域から我こそは、ステーキで勝つぞ!と気合を持った方々が集まりました。

そして、「私は ステーキは焼けないけど、ステーキを食べたい」というジャッジ講習には、
関西はもちろん、北海道からも来られました!

【SCA ASIAアメリカンビーフステーキコンテストルール】

参加者は、
提供されたアメリカンビーフリブアイロール1ポンドステーキを、

バーベキューグリル(炭・ガスは問いません)を使って、

既定の時間内(今回は13時30分~14時)に提出 。

この時間に1秒遅れても失格になります。

味付けなどは、ご自身の「これは美味しいと思う味付け」で。

一見、単純そうに見えて、実は奥が深いコンテストです。

【審査基準は】

・見た目が美しいか(アペアランス)

・完璧なミディアムレアか(ダンネス)

・お肉を柔らかく仕上げられるか(デンタネス)

・味は美味しいか(テイスト)

・もう一度食べたいと思うかどうかの総合評価 (オーバーオール)

【ブラインドジャッジ】

審査員は、

「誰が使ったかわからない状態」で審査する方法をブラインドジャッジといいます。

ブラインドジャッジは、
【先入観がない】
前回チャンピオンのお肉か、初挑戦者のお肉かもわからない、
友達だからという贔屓もなし、本当に公平・平等に審査(ジャッジ)されます

実は日本にはまだ、この完全に公平で平等なコンテストが数少ない状況です。

日本のほとんどのコンテストは投票制なので、
その人・お店がたくさん友達や知り合いを連れてきたら、
勝率が上がる仕組みなっています。

SCA ASIAはアメリカのSCA本部から、この「本当に平等な審査方法」
仕組みを習い、

日本各地でアメリカンビーフステーキコンテストおよび

さまざまなクッキングコンテスト開催していきます

【コンテストスタート】

お肉選び 
アメリカンビーフの1ポンド リブアイロールステーキ肉が
アメリカンビーフさんより提供されました。

参加者はその中から2枚お肉を選び、そのうちの1枚を焼いて提出。
もう一枚は、実験で焼くもよし、友達にふるまうもよし、味見をするもよし、自由に使えます

どれも、アメリカンビーフ リブアイロール 1ポンドで、
一見、どれも同じように見えますが、

実は個体差があり、どれが美しい見た目にしがるのか、
目利きをしながらお肉を選んでいきます。
お肉を選べる時間は30秒

お肉を選んでから、ステーキ調理のスタートです。

参加者は提出時間 14時~14時30分を目指して、
各自、準備していきます。

トリミング、
マリネ、
RUB、
などなど、皆さんそれぞれの隠し技でステーキを仕上げていきます。

コンテストになると、塩コショウだけでなく、皆が趣向を凝らして

試行錯誤ステーキを仕上げてきます。

選手の皆さんが調理している間に、審査員の育成講習会も行われています。