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バーベキューの三種の神器

神話時代の真が玉から、戦後の白黒テレビ、そして今のデジタルカメラと、永久に語り継がれるこの名コピーで、協会が推奨する「スマート・バーベキュー」の必須アイテムを紹介します。

■手際よく炭を熾せるチムニースターター

チムニーは日本語で”煙突”と訳します。
チムニースターターとは、暖かい空気が上昇気流を起こす原理を利用して、扇いだりせずに放っておくだけで炭を熾すことができるという合理的な器具です。
バーベキューにおいてこれほど便利な道具はないといえる代物ですが、なぜか日本ではほとんど使っている姿を見かけることがありません。インターネットやホームセンターなどでも、ごく一部でしか売られていないのが現状です。
便利なグッズので、もっと普及して欲しいものです・・・。

 

 

 

 

チムニースターターに炭を満タンに入れます

チムニースターターの底に新聞紙を丸めて詰め、着火

そのまま放置しておけば、自然に炭が熾ってきます

 

 

 

 

 

炭が湿っていると、どんなベテランでも簡単には熾せません。手際よく炭を熾すには、チムニースターターと新しい炭を使ってください。途中で炭を追加する時に、前回余った炭を使えば良いわけです。

また団扇などで扇ぐ場合は底に風を送りましょう。火は下から上に燃え上がります。最後に、炭を熾している間は、触らずそのままにしておきましょう。炭は触るほど熾きにくくなるものです。

 

■油で燃え上がる炎は、水鉄砲でジュッと消す

水鉄砲バーベキューの焼き方の基本は、「遠火の強火」。炭の遠赤外線効果で、中まで火を通す為なのですが、脂質の多いお肉からは油がしたたり、それが引火して燃え上がることがよくあります。

炎で焼くとすぐ焦げてしまいますし、ススもついてしまうので、極力避けたい所です。そんな時は速やかに水鉄砲でジュッとひと吹き!

ふざけているように見えるかもしれませんが、最も効率的に引火した炭火を消化できるのが、ピンポイントで炭火を狙える水鉄砲なのです。100円均一などで手に入る子供用のオモチャでも十分です。

 

 

 

 

■温故知新でリサイクル。火消し壷が撤収のツボ

火消し壷どんな名人でも料理の終わりと炭の燃えつきが一致するということはそうありません。炭は土に返らないから石炭や木炭として今も存在するわけですから、燃え残りの炭は本来、専用の捨て場で処理する必要があるわけです。

しかし現実は、そういった環境のないところでバーベキューをやるケースが多い為、日本バーベキュー協会では、古来より日本で利用されてきた火消し壷の利用を推奨しています。

火消し壷は、酸素供給を止めて消化する為、消し炭を次回に再利用できるスグレモノです。チムニースターター同様に自然の摂理をうまく使った先人の知恵を、エコが叫ばれる現在こそ、大いに生かしたいものですね。