ジャンボリーの翌日
小雨が降る中、
2022年12月4日には、第16回SCAASIA アメリカンビーフステーキコンテストと
第2回四万十鮎の塩焼きコンテストが開催されました。
1チームがアメリカンビーフステーキと鮎の塩焼きを争う2種競技になります。
今回は今年最後のアメリカンビーフステーキコンテストともあり、
最終決戦。
来年3月、アメリカ テキサス州で開催される
SCAステーキコンテスト世界大会へ出場する
日本代表が決まります。
アメリカで、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリス、メキシコ、フランスなど、様々な国の
チャンピオン達と戦う日本代表は誰になるのでしょうか。
日本代表は、2022年の大会でポイントが一番多いポイントチャンピオンと
今回のしまんと大会での優勝者が代表となります。
【ポイントチャンピオン制度】
ポイントチャンピオンは、各大会に出場すると、1位~最下位までポイントが加算されます。
1位は11ポイント
2位は10ポイント・・・10位は2ポイント
11位以下は1ポイント
このポイントが今年、一番多かった人が、ポイントチャンピオンです。
11月の篠島大会まででの高ポイント上位3名は
1位 林 拓也さん(東京)27ポイント
2位 奥村 英和さん(愛知)24ポイント
3位 西崎 陽介さん(愛知)21ポイント
とそれぞれ3ポント差。
どの方も代表になるチャンスはあります。
【アメリカンビーフステーキコンテストルール】
参加者は、
提供されたアメリカンビーフリブアイロール1ポンドステーキを、
バーベキューグリル(炭・ガスは問いません)を使って、
既定の時間内(今回は13時30分~14時)に提出 。
この時間に1秒遅れても失格になります。
味付けなどは、ご自身の「これは美味しいと思う味付け」で。
一見、単純そうに見えて、実は奥が深いコンテストです。
【審査基準は】
・見た目(アペアランス)
・完璧なミディアムレアかどうか(ダンネス)
・柔らかさ(デンタネス)
・味(テイスト)
・総合評価
これを、審査員は、「誰が使ったかわからない状態」ブラインドジャッジで審査します。
先入観がない、
前回チャンピオンのお肉か、初挑戦者のお肉かもわからない、
友達だからという贔屓もなし、本当に公平・平等に審査(ジャッジ)されます
実は日本にはまだ、この完全に公平で平等なコンテストが数少ない状況です。
日本のほとんどのコンテストは投票制なので、その人・お店がたくさん友達や知り合いを連れてきたら、
勝率が上がる仕組みなっています。
SCA ASIAはアメリカのSCA本部から、この「本当に平等な審査方法」
仕組みを習い、
日本各地でアメリカンビーフステーキコンテストおよび
さまざまなクッキングコンテスト開催していきます。
まずはお肉選びからスタート。
お肉を選ぶのも平等で公平に行われるので、お肉を選ぶ順番を決めるのも、くじ引きで。
もちろん、1番クジを引いた人が、たくさんのお肉の中からイイお肉を選べるのでラッキーになります。
コンテスト用のステーキのお肉は
ステーキには、最適の
アメリカンビーフ リブアイロールの1ポンドステーキ
お肉が一斉にズラリと並ぶようすは圧巻です
https://www.americanmeat.jp/csm/news/foryou/
どれも、アメリカンビーフ リブアイロール 1ポンドで、
一見、どれも同じように見えますが、
実は個体差があり、どれが美しい見た目にしがるのか、
目利きをしながらお肉を選んでいきます。
お肉を選べる時間は30秒
そして今回は
鮎の塩焼きコンテストもあるので、
鮎も選んでいきます。
鮎選びは、お肉よりも困難そうです。
【SCAジャッジクラス】
選手の皆さんが調理している間に、審査員の育成講習会も行われています。
アメリカのステーコンテストの仕組みを作ったSCA(STEAK COOKOFF ASSOCIATION)が、
審査員の基準を決め、審査方法を考えました。
その審査基準と、審査方法を知り、審査員の資格を得るジャッジクラスです。
ジャッジクラスでは実際にステーキを食べながら、ジャッジ(審査)方法を学んでいきます。
このジャッジクラスは、ステーキを焼けなくてくても、ステーキを食べるのが好きなら誰でも受けられます
【各選手の真剣勝負 提出時間(ターンイン)は12時30分~30分間】
今回の提出時間は、
12:30~13:00 ステーキ ターンイン
13:00~14:00 鮎の塩焼き ターンイン。
この時間を1秒でも遅れると失格になります。
それまでのんびりと、穏やかだった会場の雰囲気も、ターンイン時間が近づいてくると、
皆んさんが本気モードに。
参加者の皆さんは、シェフでもなく、料理関係の仕事もしていない
素人の方ですが、ステーキ焼に関してはプロ級。
美しく、美味しく、ジューシーに焼き上げていきます
普段、鮎を焼いている方も、今回はステーキ肉にも挑戦。
他の選手は、逆に普段焼きなれない鮎に四苦八苦
ステーキの焼き方も様々
塩こうじ・まいたけ・ガーリック・玉ねぎなど
様々な皆さんの秘策があるようです
【ターンイン】
そして、12:30分までに、続々と、アメリカンビーフステーキがジャッジの審査員室へ運ばれます。
ジャッジも採点するのに、皆、緊張感が漂います。
ジャッジは、自分の判断を大事にするので、人と相談してもNG
表情に出すのもNG
みな、真剣です。
審査後には、ジャッジのみなさんで、感想や意見交換。
審査中にはできなかったので、審査が終わると皆、いろいろコメントを言っています
続いて鮎の塩焼きの提出です。
参加者は、ほとんど素人の方ですが、
見た目も焼き方もとても上手です