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バーベキュー学 〜マシュマロについて〜

バーベキュー学 byBBQtamy

バーベキューの「マシュマロ」編

バーベキューの残り炭で楽しむものといえばマシュマロ焼き。
串に刺したマシュマロを炭火でじっくり焼くと大きさは約三倍にもなり、表面は狐色でカリカリで中はクリームのようにとろとろで思わずおいしいーとなることでしょう。

 

アメリカのマシュマロを炭火でじっくり焼くとこんな狐色に。 外はカリカリ、中はトロトロ。

マシュマロの原点はフランスのお菓子の
ところが!このマシュマロ焼き、日本で売ってる一般的なマシュマロ(100均で売ってるものなど)焼いても外がカリカリ中がトロトロにならないことご存知でしたか?

アメリカ製 Rocky Mountain Marshmallows各種/ 輸入元 ウイングエース(株)


アメリカ製のマシュマロ(例えばRokky Mountainブランド)を炭火で焼くとこんがりと綺麗に表面がキツネ色に焼けるのに、日本製は表面が溶け出してヌルヌルになることが多いのです。
そう!日本製のマシュマロとマシュマロの本家アメリカのマシュマロとはその製法から成分も違うものなのです。

買うならアメリカ製のマシュマロ。
バーベキューでマシュマロ焼きを楽しむ時にはロッキーマウンテンなどアメリカのものを選んで買ってください。

BBQtamyからのマシュマロを美味しく焼くコツとミニ知識

1、マシュマロを回さない!
表面全体をカリカリ狐色にしたい場合はマシュマロを刺した串をくるくる回して焼かないこと!
クロクル回し過ぎると表面がキツネ色にこんがり焼ける前にマシュマロが熱で大きくなってしまいます。最悪はそのまま柔らかくなって串から外れて落ちてしまうことも。
2、白い煙を目印に!
串に刺したマシュマロを炭火から適度な距離(炭の多さにもよりますが炭から10cm程度離す)でじっと動かず炙っていると白い煙が上がってくるのがわかります。
その白い煙が見えたらくるっと反対側に回します。炭火側がいいキツネ色に焼けているのがわかります。全体が狐色にこんがり焼けたら出来上がりです。
表面がキツネ色にならないと白く大きくなるばかりで溶けて落ちてしまうのでご注意です。
3、マシュマロを燃やさないように
炭火に近づけすぎると炎を上げて燃えて焦げるのでマシュマロと炭火の距離を上手に調整してください。火がついてしまった時は慌ててステックを振り回さないように。燃えたマシュマロが飛んでしまいとても危険です。火がついてしまったら息をフーと息を吹きかけても消えます。大人がちゃんと消してあげてください。
4、マシュマロのルーツ
マシュマロのルーツはマシュマロウ(marsh mallow)という植物を原料として作られていたもの。マシュマロウの根とハチミツを混ぜて煮詰め甘い飴のようなものです。
日本の浅田飴のような咳止め薬として用いられていました。当時は相当高価でくらいの高い人しか使っていなかったそう。
その後、現代のマシュマロへと続くフランスのギモーブ(Guimauve)へと続きます。
5、アメリカ人の子供の定番おやつスモア
アメリカンお子供たちのこの焼いたマシュマロ中にして上下から2枚の板チョコ(Hershey’sが代表的)で挟み、さらにその上からクッキー(Grahamが多い)で挟んで食べる、スモア(S’more)が大好きです。
この S’more、美味しくて、いくつでも食べたくなるから「もっと頂戴! (I want to have) some more.」が訛ってついた呼び名と言われてます。
最新は日本でもスモアを作って楽しむ子供たちも増えてきました。

マシュマロ焼きをバーベキューアメリカの子供たちの大好きなおやつになってます。