防災アウトドア&バーベキュー体験 企画書
講演タイトル
~アウトドア&バーベキューは命を守る~「防災バーベキュー体験」
1. 講師プロフィール
下城 民夫
NPO 日本防災士機構 公認 防災士
日本バーベキュー協会 会長
元同志社女子大学 講師(「プロデュース論」)
2. 企画趣旨
災害大国・日本では、「備え」と「行動力」が命を左右します。
しかし、防災知識だけでは行動はできません。
日常の中で楽しく続けられるアウトドアやバーベキュー体験は、災害時に必要なスキルと精神力を自然に身につける最高の実践型防災訓練ともいえます。
本企画では、防災士である下城が座学と実技を組み合わせ、参加者が自ら考え、行動し、助け合う力を養います。
防災の学びとバーベキューの楽しさを融合させ、地域の防災力向上とコミュニティ形成を同時に実現します。
3. 実施概要
所要時間:計 120分
形式:講演(座学)+野外実技(バーベキュー実践)
対象:一般ファミリー、自治体職員、地域防災組織、学校、企業研修、など
会場:屋内講義室(プロジェクター使用可)+野外スペース(火の使える所)
4. プログラム構成
【第1部】防災座学(約30分)
テーマ:防災バーベキューという考え方
バーベキュー道具は防災用品になる
コミュニケーション力を磨く
楽しいから続く防災習慣
“自分でやる”ことの重要性
~震災から学ぶ生き残る知恵~
阪神・淡路大震災、東日本大震災の教訓
初動の重要性と「自助→共助→公助」の順序 自分の身を守り助けられる側から助ける側へ
最初の5分が命を分ける理由、
~自立とリーダーシップ~
指導しない勇気と小さな失敗体験の価値(アメリカのキャンプリーダーの話)
子供たちに伝える「自分で決める力」
~備えと備蓄の基本~
米は最高の非常食 バーベキューグリル活用法(野外で実演) カセットガスボンベの備蓄
水は1日1人2リットルが目安 塩素入り水道水は保存が効く、ブルーシート活用、1人用自立テントの活用
風呂の水は抜かない(水栓トイレで使用可能)などなど
非常時より日常コミュニティ作りの重要性
「遠くの親戚より近くの家族と近所の他人との関係作り」
日常のバーベキュー体験が近所や家族の信頼関係をつくる
温かい食べ物で心が前を向く力を養う(野外で実演)
【第2部】野外実技(約60分~90分)
防災バーベキュー実技講習会
バーベキュー道具やアウトドアグッズは防災用品としても使える。
人を助けるスローロープ(スローロープ投げと細いロープと太いロープのつなぎ方他)
火おこしは基本。マッチやライターなしで火を起こす(ファイアースティック使用)
起こした火を育てて料理する。
二班に分かれてそれぞれが
1、バーベキューグリルでお湯を沸かす、米を炊く(無洗米使用)
2、配給おにぎりを温かい具入りカレーお粥スープに。
3、備蓄された山用アルファルファ米を食べる。
4、甘いものは気持ちがほぐれる、マシュマロ入りホットココア
5. 本企画の効果
実践的防災力の習得
道具の使い方、火起こし、調理、後片付けなどを通じ、災害時の自立行動力を養う。
地域コミュニティの形成
食を囲む場が自然な会話と信頼関係を生む。
継続可能な防災習慣
「楽しい体験」が習慣化を促し、備えの意識が日常化する。
精神的レジリエンスの向上
温かい食事と仲間意識がストレス下での前向きな行動を支える。
6. 期待される活用シーン
自治体主催の防災啓発イベント
学校の防災教育・野外活動
企業研修(危機管理・チームビルディング)
地域コミュニティ活動
7. 必要機材・準備例
プロジェクター・スクリーン(屋内講義用)
バーベキューグリル、炭など燃料、カセットガスなど調理器具、使用食材、ファイヤーステック(協会持ち込み)、火起こし用麻紐、
水タンク、スローロープ(協会持ち込み OP)、非常食としての山用アルファルファ米携帯食
椅子、テント(必要に応じて)