捕獲イノシシや鹿を地域資源に|
駆除で終わらせない。
命をいただき、地域の未来を育てる。
バーベキューだからできる、地域課題への新しい取り組みです。


有害鳥獣として捕獲されたイノシシを、安全なジビエと地域の食文化に生かす日本バーベキュー協会の社会連携ワークショップ。
ノースカロライナ式BBQを通じて、鳥獣被害、食品衛生、ご当地バーベキューを学びます。
駆除で終わらせない。
地域の命を、地域の未来へ。
LOCAL WILD BOAR BBQ PROJECT
ノースカロライナ式・ワイルドボアBBQ



全国各地で、イノシシやシカなどの野生鳥獣による農作物被害や、生活圏への侵入が深刻な地域課題となっています。
一方で、捕獲された個体のすべてが有効活用されているわけではありません。
日本バーベキュー協会では、食用に適すると判断され、衛生的に処理されたイノシシを、地域の食材、文化、観光、教育へとつなげる「LOCAL WILD BOAR BBQ PROJECT」を推進しています。
一頭の命を、地域の学びと誇りに変える。
それが、日本バーベキュー協会の考えるジビエBBQです。
猪の丸焼きだけを目的としたイベントではありません
このプロジェクトは、捕獲されたイノシシを豪快に焼いて食べるだけのイベントではありません。
鳥獣被害が起きている背景を知り、安全なジビエの取り扱いを学び、地域の食材と組み合わせ、最後までおいしくいただく。
バーベキューを通じて、農業、自然環境、食、命、地域社会のつながりを考える実践型プログラムです。
ノースカロライナの伝統的なBBQ文化を地域課題の解決へ
プログラムでは、アメリカ・ノースカロライナ州東部に伝わる「ホールホッグBBQ」の技術と文化を参考にします。
ホールホッグBBQは、大型のBBQピットを使って豚を一頭丸ごと時間をかけて焼き上げ、地域の人々で分け合う伝統的な料理文化です。
家族や隣人が力を合わせて調理し、同じ食卓を囲む。
アメリカ南部では、バーベキューが地域コミュニティをつなぐ役割を果たしてきました。
日本バーベキュー協会ではその技術と精神を日本のジビエ活用に応用。
野生イノシシの肉質、脂肪量、個体差、衛生条件を考慮し、安全でおいしいワイルドボアBBQを実践します。
ご当地バーベキューとして地域の魅力を伝える
日本バーベキュー協会が推進する「ご当地バーベキュー」は、単に地元の肉を焼くことではありません。
地域の肉、野菜、果物、味噌、醤油、酢、塩、酒、薪、炭、郷土料理、歴史、そして地域で暮らす人々。
これらを組み合わせ、その土地でしか体験できないご当地のバーベキュー文化をつくる取り組みです。
地域で捕獲されたイノシシに、地元の農産物や調味料、料理文化を組み合わせることで、地域固有の「ご当地ジビエバーベキュー」が生まれます。
[写真:地域の野菜、調味料、果物、酒と完成したBBQ料理]





プログラムで学べること
鳥獣被害と捕獲の現状
地域でどのような被害が発生しているのか。なぜ捕獲が必要なのか。農家、猟師、自治体などの立場から学びます。
ジビエの衛生管理
捕獲、運搬、食肉処理、保管、調理、提供まで、安全なジビエ利用に必要な基礎知識を学びます。
BBQピットの構造と製作
ノースカロライナ式ホールホッグBBQを参考に、参加者の共同作業でBBQピットの作成をグループワークで体験。そしてその構造、熱源の配置、空気の流れ、火力調整を実践します。
ワイルドホッグBBQの調理
下処理、味付け、長時間加熱、中心温度管理、肉の休ませ方、切り分け、提供方法までを学びます。
地域オリジナルメニューの開発
地元の野菜、果物、味噌、醤油などを使い、その地域ならではのBBQソースやサイドディッシュを考えます。
このプロジェクトが目指すもの
- 野生鳥獣による農作物被害への理解を広げる
- 捕獲された命を可能な限り無駄にしない
- 安全で正しいジビエ利用を普及する
- 猟師、農家、料理人、住民、行政をつなぐ
- 地域独自の食文化と観光コンテンツを育てる
- 食肉処理、飲食、観光、アウトドアなどの地域産業につなげる
- 子どもや次世代へ命と食の関係を伝える
大切なこと
食品衛生と安全管理について
捕獲されたすべてのイノシシが、食用に適しているわけではありません。
本プログラムでは原則として、食品衛生法に基づく営業許可を受けた食肉処理施設で処理され、食用に適すると判断された個体を使用します。
個体の状態、捕獲方法、運搬状況、処理までの時間などを確認し、安全性に疑いのある個体は使用しません。
調理では、生食や加熱不十分な状態での提供を行わず、厚生労働省の指針に基づき、肉の中心部を75℃で1分間以上、またはこれと同等以上の条件で十分に加熱します。
開催に際しては、地域の保健所、自治体、食肉処理事業者などと事前に協議し、必要な許可、届出、施設条件、提供方法を確認します。

ピット作りに必要な機材 すべてホームセンターで揃います
開催条件
1、地面に縦横2m×1m、深さ50cm程度の穴が掘れるところ
2、焚き火が可能な場所
参加対象
- バーベキュー愛好者
- ジビエ活用を学びたい人
- 猟師・猟友会関係者
- 農業・林業関係者
- 自治体・地域振興担当者
- 飲食・観光・アウトドア事業者
- 地域の食文化づくりに関心のある人
講師
日本バーベキュー協会 会長
バーベキュー研究家
主催
日本バーベキュー協会 他
共催・協力
[自治体/猟友会/食肉処理施設/農業団体/観光事業者/地域バーベキュー協会など]
全国の地域から開催相談を受け付けています
日本バーベキュー協会では、捕獲されたイノシシの活用に取り組みたい自治体、猟友会、食肉処理事業者、農業団体、観光事業者、キャンプ場などからの相談を受け付けています。
地域の被害状況、食材、施設、文化、運営体制に合わせて、講習会、体験イベント、地域メニュー開発、観光コンテンツ化などをご提案します。
お問い合わせ
日本バーベキュー協会
TEL:03-6447-4578
E-mail:info@jbbqa.org
Web:https://jbbqa.org/
