日本バーベキュー協会のミッションステートメント
mission statement
日本バーベキュー協会は”バーベキュー”を単なる野外での調理やアクティビティではなく、文化・教育・コミュニティ作り・地域振興・国際交流に寄与する総合的な文化活動として捉え、その価値を広く社会に伝えることを使命とする。
The Japan Barbecue Association views “barbecue” not merely as outdoor cooking or an activity, but as a comprehensive cultural activity that contributes to culture, education, community building, regional revitalization, and international exchange. Its mission is to widely communicate this value to society.
日本バーベキュー協会は 2006年、下城民夫 によって日本で初めて創設された、
国内唯一の体系的なバーベキュー文化を推進する組織です。
設立当初から協会が掲げてきた使命はバーベキューを単なる娯楽や野外調理として捉えるのではなく、文化・教育・コミュニティ・地域振興・国際交流 を統合する総合文化活動として位置づけることにあります。
バーベキューは数万年以上前に人類が火を扱い始めた時代から端を発し人の社会と共に発展していった文化活動です。
このバーベキュー文化は国境を越えて広がる中で、地域ごとの価値観や生活様式が反映され多様な形で文化的再創造（Cultural Re-Creation）」されていきました。
文化は混ざり合い交わることで新たな形へと進化します。
日本バーベキュー協会は世界各地で発展してきたバーベキューを日本の文化と融合し日本独自のバーベキュー文化の再創造（Cultural Re-Creation）を目指しています。
日本バーベキュー協会は海外のバーベキュー文化と日本独自の文化をあわせた”文化的再創造”を基盤として活動しています。
世界のバーベキュー文化の中でも最も発展しているのはアメリカです。
彼の国の人たちの辿ってきた歴史、その中で作り出された独自の技術や考え方に敬意を払い、日本の風土・四季の感性・地域食材・美意識を融合させ独自の”日本型バーベキュー文化”を作り上げています。
単にアメリカのバーベキュー文化の模倣するのではなく、歴史過程や本質を理解しリスペクトし日本の文化の力で再創造しています。
日本バーベキュー協会は協会オリジナルのバーベキュー学習プログラムであるバーベキュー検定や各種の講習会を通じてバーベキューでの安全教育や快適で衛生的な環境整備、バーベキュー文化での地域振興、バーベキュー体験からの食育や日本ならではの防災をテーマにした災害支援そして新しいコミュニティデザインなど多岐にわたる社会課題にバーベキューを活用しています。
また協会は、アメリカでから始まり全世界へ広がり発展している、
コンペティションバーベキュー（競技バーベキュー、SPORTS BBQとも呼ばれる） の日本及びアジア各国への普及にも取り組んでいます。
コンペティションバーベキューとはバーベキュークッキング技術向上、世界共通の明確なジャッジ基準、審査員並びに競技者同士の敬意と学びを重視する新しい競技文化です。
このコンペティションバーベキューの日本での発展は日本のバーベキュー技術水準の向上だけでなく、産業の巻き込み、国際交流の促進、日本人ピットマスターの育成や日本のバーベキュー文化の国際的認知にも直結すると考えています。
バーベキュー文化は、
人と人をつなぎ、
人に生きがいを与え、
地域に活気を与え、
新しい食文化を作り出し、
誰もが平等に暮らせるための、
未来をつくる力を持っています。
日本バーベキュー協会はバーベキュー文化が日本社会に根づき、
豊かなコミュニティを育み、日本から世界に向けて新たな文化価値を発信するため、
今後も教育、研究、国際交流、地域支援の領域で活動を継続し、
日本独自のバーベキュー文化の創造者として発展を続けていきます。
日本バーベキュー協会 会長 下城民夫